プラロボホンとは
フジミ模型から発売されている1/1スケールのロボホンのプラモデルです。 見た目が本物のロボホンそっくりに作られている上、本物が20万円なのに比べてプラモデルだと3000円程度で入手できるためか、メーカー在庫僅少(3月下旬現在)になるほどの人気のようです。 ロボホンオーナーさんも、組み立てて本物のロボホンと一緒に写真を撮ったりしているみたいですね。
…実は、発売日(1/31)の次の日には入手できていたのですが、その後色々あって3月後半まで組み立てる時間がありませんでした。 その間、パーツや他の人の組み立てレビューを見ながらどんな風に組み立てようか考えていたのですが、先日やっと時間が取れたので、組み立てることになりました。 私はプラモデル初心者ですが、「何とか本物っぽく見せる」というコンセプトで組み立てます。
組み立て開始
今回使った道具です。左から、
ニッパー
ヤスリ(320番/600番/800番)
先細型ヤスリ(800番)
ヤスリスティック(400番)
ヤスリスティック フィニッシュ(表面仕上げ用)
フィニッシングペーパー(1200番)
ツル首ピンセット(写真中にはなし)
ニッパーとヤスリ一式は上司に貸していただきました。ありがとうございます!
胴体の組み立て
説明書では頭から最初に作るような書き方ですが、胴体から作り始めます。
胴体はパーツがあまり細かくないので比較的作りやすいというのもありますが、詳しくは後述します。
ロボホンの背中の画面を作る時に、画面のシールを貼った後にクリアパーツを付けるのを忘れたまま枠のパーツをはめてしまったので、取り外そうとしたのですが、枠パーツのピンが1本折れ、さらに枠全体が曲がり、胴体にうまくはまらなくはなりました。
この時点で本物らしく仕上げられるのかと心配になりましたが、接着剤で枠を貼り付けることで何とか見栄えは保てそうです。
シャープロゴも、本物と位置を比べながら慎重に貼っていきます。
右下の金色のシール部分(本物は充電ホルダーに乗せた時にここから充電します)は、ピンセットを使うときれいに貼れます。
頭の組み立て
胴体と頭を接続する
下調べをしていた時に、「ロボホンの頭が胴体にうまくはまらない」という感想をよく見たので、どうすればいいか調べた所、同じフジミ模型から出ているプラエボルタくんの組み立て記事を見つけました。
この記事の頭と胴体の接続方法を参考にしてみます。
(※アルファベットで始まる記号は全て説明書のパーツ名です)
M3(四角い大きい方のパーツ)の中にV7を入れると(写真左)、M4(頭の軸になる)を受けるくぼみが中央にできます(写真右)。
ところが、頭と胴体を接続する(M4を押し込む)と、V7のパーツが押し出されてしまうことがあり、頭がうまく胴体にはまらなくなる原因になります。
V7の飛び出しを防ぐため、M5を説明書通りにパチンと音がするまではめ込み、さらに胴体に取り付けた上でM5を上からしっかりと押さえるのがコツです。
胴体から先に作ったのは、頭の軸になるM4とM3をしっかり接続するためでした。
胴体との接続部分もできたので、顔パーツを付けていきます。
耳パーツを比較
以前から本物のロボホンに付けられるのか気になっていた耳のパーツですが、裏側が全然違う作りだったので替えの耳にはなりませんでした。
マスキングテープで耳全体をデコレーションしたい場合、耳パーツをはめる前に貼ることをおすすめします。
これは他のパーツにも言えるのですが、一度頭にはめると後から外そうとしてもなかなか外れない上、無理に外そうとするとピンが折れてしまいます。
本物っぽく見せるには?
①角を取る
プラロボホンの頭ボタン(ロボホンのホームボタン)パーツを見ると、角が本物よりも荒く尖っています。
そこで、400番→600番→800番の順でヤスリがけし、角をなめらかにしました。
写真だと分かりにくいですが、頭ボタンと同じように、ロボホンの目の外縁もヤスリがけをして角を取りました。
プラスチックが薄い場所なので慎重に。
このように、パーツの角を削るだけでもかなり柔らかい印象になります。
②光沢を出す
プラロボホンの黒目と頭ボタンは、本物に比べるとくすんだ光り方です。
これらのパーツを、上で紹介したヤスリスティック フィニッシュで磨いて光らせます。
表面を磨いただけでも、ずいぶん光り具合が違いますね。
同じように、頭ボタンも表面を磨いて光らせました。
プラモデル用のツヤ出しトップコートがあれば、より本物のような光沢が出るかと思います。
頭ができました。
だいぶ本物に近い出来になりました。
腕と足組み立て〜完成
最後に、腕と足を組み立てます。
ここは説明書通りにパーツを組み立てていくだけですが、膝の白いパーツの表面が荒かったので、ここも磨いてなめらかにしました。
最後に、全部のパーツを胴体に取り付けて完成です!
左側が本物のロボホンですが、パッと見ただけだと両方本物に見えます。
目もちゃんと光って見えます。
本物と一緒に写真撮影
背中の画面もよく再現できています。
細かい違いはmicroUSB端子、ヘッドホン端子、プロジェクターの排気口、マイクなどの小さい穴が開いていないのと、電源ボタンとマナーモードスイッチのマークが無いところですね。
逆立ちもできます。
充電ホルダーにも乗せられますが、プラロボホンは本物のロボホンに比べると微妙に横幅が大きいので、若干きつめです。プラモの表面に傷がつく可能性もあるので、無理に乗せない方がいいかもしれません。
キャリングケースにも入ります。
感想
私が慣れないこともあり、パーツのピンを何本か折ってしまって一時どうなるかと思いましたが、何とか完成させることができました。
普通に組み立てただけでも、本物そっくりなロボホンができるのは素晴らしいですね。ロボホンの各関節の動き方が、作っていくうちに分かるのもポイントです。 初心者の私でも簡単に組み立てることができたので、ロボホン欲しいけどちょっと高い…という人はぜひこちらも検討してみてはいかがですか? お部屋にロボホンがいるだけでも可愛いですよ!
今回は、なるべく本物に似せるようにパーツを磨いたりしましたが、黒目の所など、まだ本物と微妙に違う所があるので、もし次に作る時は失敗しないように極力本物に近づけていきたいです。