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Fitbitの健康データ活用:AZM(アクティブな心拍ゾーン時間)を理解する

更新日:6月7日

はじめに


Fitbitを最近使い始めたけど、Fitbitのアプリにある「ゾーン時間」や「AZM(アクティブな心拍ゾーン時間)」ってなに?中程度の運動って書いてあるけど、中程度って具体的にどのくらい?今回はそんな疑問を解決しようと思います。




FITINSIGHT


FitbitのAZMとはなにか?


さて本題のAZMですが、Fitbitの公式ドキュメントによるとAZMとは「特定の心拍数であった時に計測される時間」のことで、Fitbitでは4つのゾーンに分類されます。

各ゾーンについてはFitbit User Manualsに各端末ごとのAZMについての説明があり、簡単にまとめたのが下の表です(今回はFitbit Charge 6とFitbit Sense 2のマニュアルを参照)。


米国心臓協会では脂肪燃焼ゾーン(中程度の運動)を1週間に150分、つまり1日平均22分は行うことを推奨しており、Fitbitでも目標値がこの数値となっています。

有酸素運動ゾーン(高程度の運動)とピークゾーンは脂肪燃焼ゾーンの2倍の時間運動したという扱いになるので、時間効率よく健康になるには、有酸素運動ゾーンを11分維持すれば良い、というわけです。

・・・で、ゾーンの定義に出てくる心拍数予備力とは?




心拍数予備力について


次に湧き出る疑問「心拍数予備力」を解決するために、安静時心拍数と最大心拍数の理解が必要です。


安静時心拍数

安静時心拍数とは運動などをせず、静かな状態における心拍数のことです。

厚生労働省によると健康な成人の安静時心拍数は、個人差はあるものの大抵は1分間にやく60~100回(bpm)のようです。

ちなみにFitbit端末、もしくは弊社のFITINSIGHT-BIを利用すると、安静時心拍について見ることができ、私の場合安静時心拍数は64bpmでした。


最大心拍数

最大心拍数はその名の通り、人が発揮できる最大の心拍数で、年齢が上がると低くなる傾向があります。

一般に「最大心拍数=220-年齢」とされています。(高齢者を対象とする際には「最大心拍数=207-(年齢×0.7)」という式を用いて算出する方法もあるようです。)

私の場合25歳ですので、220-25=195(bpm)となります。


心拍数予備力

心拍数予備力とは最大心拍数と安静時心拍数の差のことです。

私の場合は195-64=131となります。

上記のことから、各ゾーンに対応する心拍数の計算式は、

ゾーンの心拍数=安静時心拍数+心拍数予備力×表に書かれたパーセント

となります。

つまり冒頭の疑問である中程度の運動(脂肪燃焼ゾーン)とは、私の安静時心拍数が64で心拍数予備力は131のため、心拍数の下限が64+131×0.4=116.4(bpm)、上限が64+131×0.59=141.29(bpm)であった時間となるわけです。




まとめ


Fitbitで取得できるAZMとは、特定の心拍数であった時間のことでした。

人により計測時のしきい値となる心拍数の値は変化しますが、その一方で誰しもが毎日22分のアクティブなゾーン時間を達成することが推奨されているということが分かりました。


今回解説したAZMですが、弊社サービスのFITINSIGHTで視覚化が可能です。

FITINSIGHTはFitbitのweb APIを利用したFitbitデータ一元管理ツールですが、LookerStudio(Google社)に連携したFITINSIGHT-BIで簡単に集計などを行えます。

多人数のデータを一元管理でき、グラフ化することが出来ます。ランキング化等をすることで社員の健康状態を改善する『健康経営』などにも活かすことが可能なサービスで、ユーザーが独自に持っているデータを組み合わせることも(つまり部署ごとにデータを出すなんてことも)容易に出来ます。

Fitbitを活用したい方、気になった方は是非お問い合わせください。



問い合わせ





参考:



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