はじめに
ウェアラブル端末などを利用して従業員の健康維持や改善を目指す『健康経営』を行いたいけど、どんなデータが見えるのか、どんな使い方が出来るのか分からない……という方が当社のお客様にも多くいらっしゃいます。
そこで今回は当社の『FITINSIGHT-BI』を実際に使ってみた様子をご紹介したいと思います。
FITINSIGHT-BIの紹介
FITINSIGHT-BIは、Fitbit Web APIとGoogleのLookerStudioを利用した、ウェアラブル端末のFitbitで計測された多人数のデータを一括分析する当社のサービスです。
FITINSIGHT-BIでは睡眠や歩数、心拍数など多種多様なデータを自在にグラフ化することが出来ますが、それだけにとどまらずユーザー自身が所持しているCSVファイルのデータも追加することができ、より複合的なユーザーオリジナルのグラフを作成することが出来ます!
FITINSIGHT-BIについての情報はこちら
Fitbit Web APIを利用し、社員の健康状態を見える化
では実際にFITINSIGHT-BIを利用して社内メンバーの健康状態を見てみましょう。各折れ線がメンバー一人に当たります。(FitbitのユーザーIDは塗りつぶしています)
🦶 歩数
これは11月前半の歩数のデータです。
ではここから読み取れることはなんでしょうか?
ほぼ毎日Fitbitを身に着けています(付けていないと歩数が0になります)。かなり真面目なメンバーの様子。
11日や12日にグンと伸びている人がいます。土日ですので、外にでかけた様ですね。1万2500歩以上歩くとは中々の距離を歩いたに違いありません。
同じ土日でも一部のメンバーはあまり歩かないようですね。中には平日より歩く歩数が少ない人も……ゆっくり過ごすことも大事ですが運動不足になってはいけませんよね。
12日の日曜日の方が11日の土曜日より歩く人も歩数も少ないです。そして面白いことに、その1週前の土日も同じ傾向にあります。土曜日に出歩いて日曜日はゆっくりする人が多いみたい。
😴 睡眠
こちらは先程の歩数で休日に出歩かないあるメンバーの11月前半の平均睡眠時間とその効率をグラフ化したもの。
棒グラフは睡眠時間を、折れ線は各々の睡眠効率を表しています。Fitbitでは浅い睡眠や深い睡眠のデータも取得できるので、この棒グラフでも色の濃さでそれを表示しています(淡い色ほど浅い睡眠を表しています。睡眠効率はFitbit独自の計算式で計算されています)。
では睡眠のデータから分かることを見ていきましょう。
メンバー全員しっかり睡眠は6~7時間取っているんですね。平均でこの結果なら寝不足な人は少なそう。
一番左のメンバーは睡眠時間は7時間取っていますが、睡眠効率は他のメンバーより少し低いですね。よく見ると睡眠途中に起きてしまう時間が長いようです。何か手助けできないものでしょうか……
一方、一番右のメンバーは睡眠時間はこの中で一番少ないですが、効率よく眠れている様子。時間効率が良いとは羨ましい!
見える化したデータをどう活かすか?
もしこれらのデータがある時に、メンバーの健康状態を改善しようと思ったら、あなたならどうしますか?
まずこの現状を知ってもらうことが第一歩!自分が他の人と比べて多いのか少ないのかを知るだけでも改善してくれる人はいるはずです。次項に今回のメンバーたちに伝えた際の声がありますが、かなり反響がありました!
歩数のデータを見ると、土日に出かけないメンバーでも平日に5000歩程度は歩いているので、その機会を逃さず、ランチタイムに外へ出るような社内イベントを実施しても良いかもしれません。
睡眠のデータからは、メンバー全員がよく睡眠を取れているのでこのことを知らせ、継続してもらうようにしましょう。
下にFITINSIGHT-BIで表示したグラフと結果をメンバーへ伝えた際の声を載せます。
社内の声
自分自身の睡眠時間が他のメンバーより低いことを知り、最近は早寝を心掛けるようになりました。
他の方の歩数を見て、「自分ってこんなに歩いていないんだ」と感じました。
睡眠効率が周りの人より低かったので、寝る直前にPCやスマホを見るのを控えるようにしました。
是非FITINSIGHT-BIを活用しませんか?
今回はFITINSIGHT-BIを利用した、当社イサナドットネットで使ってみた事例をご紹介しました。
FITINSIGHT-BIでは他にも様々なデータをグラフ化することが可能です。また、こんな形式でデータが欲しい!こういう機能を付けて欲しい!というご要望に答えるカスタマイズに関するご相談もお受けしております。
ご興味がある方は、ぜひお問い合わせください。